生活に自然を安らぎをぬくもりを


by ryuuta519310
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

4

「いってきまーす」次の朝、フウちゃんとリュウ君は

おばあちゃんがつくってくれたお弁当を持って

元気よく学校へ行きました。

お昼になりました。フウちゃんがお弁当箱を机の上に置くと

クラスのお友達が「又、うめぼしとたまごやきときゅうりのお弁当か?」

とからかってきました。

そこへリュウ君がやってきて、「お姉ちゃん!」と呼びました。

するとフウちゃんは「うん」とうなずいてお弁当箱を持って教室から出て行き

校舎の外へと走っていきました。そして、運動会の時のように

「よーいどん」といってふたりで運動場を元気に走り出しました。

「ゴール」とリュウ君がいうとそこで座ってお弁当箱をあけて

二人で食べ始めました。

フウちゃんとリュウ君はお弁当を食べながら大きな声でいいました。

「山のばばのお弁当は一等賞!」      「うめぼしも一等賞!」

「たまごやきも一等賞」             「きゅうりも一等賞」

教室の窓から見ていたお友達はみんな

            びっくりしてました。

あとを追いかけてきたフウちゃんとリュウ君の先生は

            顔を見合わせてにっこり笑っていました。

「ただいま-!」フウちゃんとリュウ君がおうちへ帰ると

おばあちゃんが少し心配そうに「お帰り、お弁当残さず食べた?」

ときいてきました。

二人は声をそろえて元気よく言いました「うん、山のばばのお弁当は一等賞!」と。

それをきいておばあちゃんはうれしそうに笑いました。

夜になって、そろそろフウちゃんとリュウ君が寝ようとしたとき

玄関のチャイムが鳴りました。

「こんな夜遅くに誰かな?」とお父さんが玄関まで行くと

荷物をいっぱい持ったおじいちゃんでした。

フウちゃんとリュウ君は「山のじじどうしたの」と聞くと

持っていた荷物をひろげて見せてくれました。

中から出てきたのは、梅干がいっぱい入ったビンと、たくさんのたまごパックと

数え切れないぐらいのキュウリが入ったふくろでした。

「おばあさんから昨日もってくるようにいわれてな~」とにっこりわらっていいました

フウちゃんとリュウ君はおおよろこびで言いました。

「山のじじは一等賞、山のばばは一等賞!」

そしてみんなで大きな声で笑いました。                おわり
[PR]
by ryuuta519310 | 2009-02-26 11:46